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ブックマーク / www.tkfd.or.jp (2)

  • 【書評】『ウェストファリア条約 その実像と神話』明石欽司著 | 政治外交検証 | 東京財団政策研究所

    評者:君塚直隆(神奈川県立外語短期大学教授) 2010年代へと突入しようとしている昨今の国際政治は、米ソ冷戦の終結から20年の時を経ようとしているが、相変わらず混沌とした状況が続いている。その国際政治の枠組や、現代の世界に見られる主権国家間の関係が始まった出発点とされる出来事、それが17世紀前半にヨーロッパの中央部で繰り広げられた三十年戦争(1618~48年)であり、その講和のためのウェストファリア条約であった。この条約を契機に、それまで皇帝の権限が強かった神聖ローマ帝国内の各領邦の君主たちに近代的な意味での「主権」の基盤が与えられ、これ以後、ヨーロッパには各々に領域的な最高性を帯びた「主権国家」が誕生するとともに、それら対等な国同士の「国際関係」も築かれていったとされてきた。 しかし、これは真実なのであろうか? 書は、国際法学者としての視点からこの問題に取り組んだ、著者の四半世紀にわた

  • 討論:日本経済とTPP論争 | その他(政策研究) | 東京財団政策研究所

    2011年11月11日、ホノルルAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会合参加を前に、野田総理は記者会見を行い、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加に向けて「関係国との協議に入ること」を明らかにしました。これは日政府による、実質的なTPP協定締結交渉への参加表明として国の内外で受け止められています。 参加表明に先立って、国内で展開されたTPP是非論はマスメディア報道を賑わせ、賛成・反対両派間の論争は先鋭化しましたが、日の通商貿易政策をめぐる論議は必ずしも深まりませんでした。 そこで、東京財団の各分野の専門家が一堂に集まり、一連の論争を振り返るとともに、国際交渉の枠組みとしてのTPPをいかに評価すべきか、そして今後の日の通商貿易政策や、農業を含む国内産業の構造改革についてどのように考えるべきかを議論しました。 <参加者> 岩井克人 上席研究員 生源寺眞一 上席研究員 土屋了介

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