小樽市人口13万人割る 産業衰退で流出 大正時代の水準 (06/12 06:30) 【小樽】小樽市が11日明らかにした住民基本台帳人口の速報値によると、同市の人口は9日現在、13万人を割り込み、12万9995人となった。ピークだった1964年の20万7093人より、約7万7千人(約37%)減ったことになる。 同市の人口は64年以降、減少に転じた。最近10年間では、毎年1400~2200人のペースで減り、2007年に14万人を下回った。今回の13万人割れは、統計が残る中では1925年(大正14年)の13万4469人を下回り、市制施行した22年(同11年)の11万7953人に近づく水準。 人口減少の要因について同市は「産業の衰退で若い世代が札幌などに流れ、晩婚化の影響で出生数が減り続けているため」(企画政策室)とみている。<北海道新聞6月12日朝刊掲載> < 前の記事 | 次の記事 >