ミシガン大学日本研究所については『岡山県大百科事典』『岡山県史』などに記載がある。それによればミシガン大学日本研究所はロバート・バーネット・ホール教授を所長として1947年に設置された。この研究所の現地分室が岡山県に設置されたのは1950年4月1日で、当初は岡山市南方にあったが、その後、岡山市京山に移転した。同研究所の設置目的は日本研究であり、幅広い研究が実地調査に根ざして精力的に行われている。特に当時の都窪郡加茂村大字新庄上小字新池(にいけ)村の民俗研究は『Village Japan』として広く紹介されている。この研究所分室は1955年に撤収されたが、日本人スタッフも交えた自由闊達な研究の雰囲気や実地踏査に基づく研究姿勢などは後の地域研究に大きな影響を与えたとされている。 NDC 日本史 (210 9版) 参考資料 岡山県史編纂委員会編『岡山県史 第13巻 現代Ⅰ』岡山 岡山県,1984