糸井 今日のお話は、「40歳特集」の締めくくり‥‥ ということのようなんですが 出口さんって 「50歳」についても書いてらっしゃいますよね。 「50歳は、何でもできる」と。 出口 ええ、ずっと保険業界でやってきましたから、 統計で単純化するんですよ。 まず「人生80年」として、そこから20を引く。 糸井 はい。 出口 なぜ、そうするかというと、 現在の日本の大学進学率が「5割強」なので 日本人全体が 社会に出る年齢を平均すると、20歳くらい。 つまり、現代の平均的な日本人って、 20歳になるまでは 「親に養ってもらっている」んです。 糸井 なるほど。 出口 自分の足で歩きはじめるのが「20歳」である、 そう考えると、 80歳までは60年あるので、半分は30年。 ようするに「20歳プラス30年」で、 「50歳が中間点」だと、考えているんです。 糸井 おもしろいですね。 出口 で、マラソンの折