従来までのLILOでは,カーネルを再構築した際,/sbin/liloコマンドを実行するか,構築時にmake bzliloとするなどして,LILOを更新する必要があった。それでは,GRUBの場合にはどのような設定が必要なのだろうか。 結論をいえば,GRUBの場合にはカーネルの再構築に際し何か特別な操作が必要となることはまったく無い。カーネル再構築時には,make bzImageなどとしてカーネルイメージ(vmlinuz(bzImage))のファイルを作成するだけでよい。 GRUBを使っている場合,make bzliloとして再構築したり/sbin/liloを実行し,LILOをインストールしてはいけない。間違ってLILOをインストールしてしまうと上書きされ、GRUBが無くなってしまう。しかしRed Hat Linux 7.2では,/etc/lilo.confファイルが存在しないので,LILOの