2009年5月14日のブックマーク (3件)

  • 南関プリンセス - まったり血統派の茶飲み話

    南関東牝馬クラシック第2弾、大井の東京プリンセス賞はネフェルメモリーが制した。 ネフェルメモリーは北海道から転厩してから2歳優駿牝馬→桜花賞と連勝し、命としてこのレースに臨んでいたところだ。チャームアスリープ以来の3冠も期待できる強さである。 この牝馬のボトムラインを見て、ある種の感慨を覚えるのは長年の南関東ファンだろう。 母のケイアイメモリーはJRA1戦0勝の無名馬だが、祖母のカシワズプリンセスは3歳優駿牝馬を勝ち、牡馬を相手に羽田杯や黒潮杯をも制した女傑。さらに3歳母のシャドウも南関で桜花賞、オークス、キヨフジ記念などを勝った活躍馬である。 ネフェルメモリーは北海道生まれだが、この牝系はそもそも青森県で供用されていた輸入牝馬*インザシャドウズを基点としている。同馬は安田記念を2着し種牡馬となったカネオオエを産んだ優秀な繁殖だ。 ところでこの*インザシャドウズ、繁殖成績を調べると不思議

    南関プリンセス - まったり血統派の茶飲み話
  • ミツバチの不吉な「過労死」症候群

    自然の恵み ミツバチの受粉は、空気や光と同じ生産要因。「職場放棄」の原因は解明されていない。Ali Jarekji-Reuters 果樹の受粉はミツバチがやってくれる。3000年前の昔から、中国・四川省の農民はそう信じてきた。甘いミツの香りに誘われて飛んできたハチの体に花粉がつき、ハチがミツを集めるにつれて受粉が進む。 だが1980年代にナシの栽培面積を増やしてからは農薬の使用量も増えた。すると自然の受粉システムに異変が起きた。今でも、春には白いナシの花が雪のように咲き誇るが、花粉を運ぶミツバチはいない。代役を果たすのは農民たちだ。集めた花粉を瓶に入れ、ニワトリの羽根とタバコのフィルターで作ったブラシを使って根気よく雌しべに塗っていく。 なぜ今の時代に、人がミツバチの代わりをしなければならないのか。人知れず、農家の強い味方だったミツバチが世界中で減っているからだ。原因不明の蜂群崩壊症候群(

  • 家畜に見る「人間の都合」 : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)