オーストラリア・メルボルン(Melbourne)でパドックを走る競走馬(2008年7月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/William WES 【8月7日 AFP】27万ドル(約2600万円)もの価値のある米国の花形競走馬が4日、静かな余生を送るはずだったペルーで悲しい最後を迎えた。泥棒がこの馬を盗み出し、殺し、その肉を「牛肉」と偽って市場で売ったのだ。 地元警察によるとこの馬は、米国で数々のレースに勝利した6歳のサラブレッド「ドリリング・フォー・オイル(Drilling for oil)」。引退後、種牡馬としてペルーの牧場に引き取られた。 リマ(Lima)の南140キロにあるカネテ(Canete)の牧場で彼がのんびり草を食んでいたとき、悲劇は起こった。泥棒たちが彼を捕まえ、殺して解体してしまったのだ。彼が気楽な余生を送るはずだった牧場には、頭部と脚、尾、そして骨しか残されていなかったと