馬産地ニュース｜競走馬のふるさと案内所
［このコラムは、馬産地の日々の出来事を生産者の視点に立ち同行取材したものです。今回は、レースで活躍して繁殖入りした愛馬を訪ねる小原孝夫牧場に同行させて頂きました。］ 先日の中山牝馬Ｓでラストランを優勝で飾ったマイネサマンサ（父ディアブロ）は１６日に新冠町のビッグレッドファーム明和に繁殖入りしました。 ２３日、「頭を撫でてあげたい」という生産者の小原孝夫さんとビッグレッドファーム明和に本馬を訪ねましたが、小原さんは、長い間頑張って走リ続けた愛馬との再会に感無量の様子だった。 ビッグレッドファームの蛯名マネージャーに案内されて上がり馬の放牧地に着くと「あれだ、あれだ、鼻梁小白（鼻筋にとおる細い白班、顔全体では曲流星鼻梁小白のよう）の顔をしているからすぐ分かるよ。」と、２０頭いる放牧馬から本馬を見つけて無邪気な笑顔を見せる。本馬は入厩して１週間ほどだが仲間ともなれた様子で元気に走り回
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19日、2003年に牝馬のクラシック三冠優勝の偉業を果したスティルインラブ（父 サンデーサイレンス）が、生まれ故郷の日高町・下河辺牧場で初仔となる牡馬を出産しました。 厩舎前のサンシャインパドックに居た親子は、冬の陽ざしを気持ち良さそうにうけている。繁殖の指揮をとる下河辺行雄さんは「体の線が綺麗で、柔らかそうな所が母親そっくりですね。いつも飛び跳ねるような元気な仔です。母親も面倒見が良く、優秀な母親ぶりを見せていますよ。」と目を細める。 生産馬の成績の集計による「生産牧場ランキング」で、常時トップクラスを確保している同牧場にとっては、優秀な繁殖牝馬を確保する事にも力を注いでいる。 スティルインラブの母ブラダマンテ（母の父Roberto）も下河辺俊行社長と行雄さんが、米国キーンランドのせりに行って血統と馬体を確認して導入した繁殖牝馬。三冠馬という勲章を持つ仔を送り出し、今回3代目に引き
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