盲目馬(Blind horses)の管理法について。 馬における失明(Blindness)は、馬回帰性ブドウ膜炎(Equine recurrent uveitis)が原因となって起こる場合が最も多く、また、角膜疾患(Corneal disease)、重度外傷(Severe trauma)、感染(Infection)などから失明にいたる症例もあります。一般的に、1〜2%の馬がその生涯で少なくとも一方の眼の失明に至ることが知られています。 片目の失明(Unilateral blindness)を起こした馬は、その後に良好な順応(Adaptation)を示すことが一般的で、通常の馬と同様に、飼養、騎乗、競技や競争への使役が可能であることが報告されています。片目失明を起こした直後には、一時的な斜頚(Head tilt)の症状を示す患馬もあり、また、薬剤注射などの痛みを生じる作業は、健常眼の側か