ネクタイの数学 (ネクタイノスウガク) ありそうでなかった、ネクタイの結び方について解説した本。 1章ではネクタイの歴史について触れています。これはなかなか興味深いけれど、まだまだ助走の段階です。 2章からはとうとう本題、「数学の結び目理論」を応用した「ネクタイの結び目理論」について解説しています。この結果、ネクタイには85種類の結び方があり、そのうち13種類が対称性とバランスから「美的ノット」と認定できる、と説明しています。なんでこんなことを考え付いたんだろう、などと思った人はかなり引き込まれています。 続く3章は、その全85種の結び方の図解が載っています。「フォアインハンド」「ウィンザー」など、名前のあるものの場合は、その由来などのエッセイもついています。最後に、付録で「ネクタイの結び方とランダムウォーク」という題の文章が載っていますが、数式ばっかりでさっぱり分かりません。解説文