今季限りでの現役引退が決まっているセレッソ大阪の元日本代表FW大久保嘉人。J1で挙げた191点が歴代最多ならば、もらったイエローカード104枚も歴代最多である。 若かりし頃には試合中に暴言を吐いたり、危険なプレーも厭わず、退場処分を受けたことも少なくなかった。退場は12回で、ドラガン・ストイコビッチ(元名古屋グランパス/13回)に次ぐワースト2位に名を連ねている。 闘争心溢れるプレーで多くのゴールを生み出した一方で、ときに不要なカードでゲームを壊してしまったこともあった。それが引退に際し大久保が「最も批判され最も愛された選手」と称される所以でもある。