元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が亡くなった。享年80。オシム氏が過去にプレーし、指揮官を務めたクラブであるジェリェズニチャルや、指揮経験があるシュトルム・グラーツ、ボスニア・ヘルツェゴビナサッカー協会などが哀悼の意を示している。 オシム氏は現役時代、ユーゴスラビアやフランスでプレー。ユーゴスラビア代表としてもプレーした。1978年に引退すると指導者の道へと進む。自身が在籍したジェリェズニチャルでキャリアを積むと、1986年にユーゴスラビア代表監督就任。1990年のイタリアワールドカップではタレントがそろうチームをまとめ上げてベスト8に進出した。その後、ユーゴスラビアの分裂などにより、代表監督を退くと、パナシナイコスやシュトルム・グラーツの指揮官を歴任し、2003年にジェフユナイテッド市原(現・千葉)の監督に就任する。 就任初年度にリーグ年間総合3位で終えると、チームを優勝争いの常連へと