オリンピック選考レースの「大阪国際女子マラソン」で優勝した福士加代子選手が、内定が出ていないとして来月の最終選考レースにもエントリーしたことについて、日本陸上競技連盟の尾縣貢専務理事は改めて内定は出せないという考えを示しました。 福士選手のエントリーを受けて、27日、日本陸連の尾縣専務理事が取材に応じ、事態に進展がないことを明らかにし、「現時点で内定は出せない。先にレースを終えたら待つことも含めて選考だ」と強調しました。そのうえで、「福士選手サイドには『ずば抜けた力があることは認識している』と伝えてある。出場はダメージが大きいことも知っているはずだ。オリンピックに向けて準備してほしいと思っているが、陸連が福士選手の出場をはく奪する権利を持っているわけでもない」と話しました。