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7月に「南アフリカの地下に広がる20億年前の地層から、生きているとみられる微生物を採取することに東京大学の研究チームが成功しました。」というビッグニュースが流れた。まだまだよくわかっていないが、「生命誕生」が40億年前といわれる世界で20億年前から連面と生きていた生物が発見されたという奇跡のような話で科学界は湧いた。まるで中世の地上説のように、天地がひっくり返るような話だ。 細胞やDNAがどう生き続けるのか。どう「遺伝子」をつなげるのかなどまだ不思議なことが山積みの生物科学の世界ではあるが、1つの細胞が分裂して個体を作っていく「成長」や卵子と精子の結合から親の遺伝子を受け継いでいくことなど、また無秩序な世界から秩序が生まれていく「自己組織化」細胞など不思議な世界は広がっている。それどころか、「量子力学」ではパラレルワールドではないが、細胞の世界がもう一つの「宇宙」であり、その粒子の世界が同
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