明治時代に活躍した浮世絵師といえば、現在もなお人気の高い月岡芳年(つきおかよしとし)や河鍋暁斎(かわなべきょうさい)を思い浮かべる人が多いでしょう。彼らはときに「最後の浮世絵師」とも言われることがありますが、今回紹介する小林清親(こばやしきよちか)もまた、そのように呼ばれることもある浮世絵師で、明治時代の浮世絵には欠かせない人物です。 以前Japaaanでも紹介したことのある小林清親は、弘化4年(1847年)生まれの絵師で、光と影を効果的に用いた「光線画」という技法を使った作品を多く残しています。海外文化が流れ込んできた明治時代の環境もあり、西洋画の手法を取り入れた作風も特徴の一つ。 そして、小林清親の作品に特に大きな影響を与えていたのが、江戸時代の風景画番長・歌川広重(うたがわひろしげ)です。清親の代表作である「東京名所図」や「武蔵百景(又は 武蔵百景ノ内)」という続きもの作品は、題名か
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