イスラム教徒の宗教心が高まる断食月「ラマダン」が今週にも始まります。サウジアラビアでは新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、聖地メッカやメディナにあるモスクでの礼拝を原則停止したうえで、在宅での礼拝が呼びかけられています。 期間中は宗教心が特に高まることから、例年各地のモスクには礼拝で多くのイスラム教徒が詰めかけて混雑します。 しかし、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから、イスラム教の聖地があるサウジアラビアの宗教当局は20日、期間中も聖地メッカやメディナにあるモスクでの礼拝を原則停止すると発表しました。 ほかのモスクでの礼拝の停止も続けられる見通しで、主要都市では24時間の外出禁止令が出されていることもあり、人々には在宅での礼拝が呼びかけられています。 ラマダンの最中は国内外から聖地への巡礼者が特に多くなりますが、サウジアラビア政府は先月、全面的に停止して以降、