——最上階からの眺望。それは、ここに住まう方だけが手にできる日常。心地良い開放感、穏やかな明るさ、喧噪を切り離す静寂。(三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス 白金長者丸」) 記念すべき「都市を現像する」第1回は飛び道具「マンションポエム」を語ります。一見ふざけているようですがぼくは大真面目。マンションポエムとはイメージの都市論なのですよ! 今回のテーマは「垂直に伸びた郊外」。都心回帰という言葉と共にブームになった都心タワーマンション。しかし、その実体は「郊外の閑静な住宅街」と同じではないか? という話。 そう思いながら、たとえば標高に換算すると、渋谷に建つタワーマンション「パークコート渋谷ザ・タワー」の最上階の標高は160mぐらい。これは、高尾駅すこし手前のめじろ台駅あたりになる。渋谷から直線距離で約35km。井の頭線に乗って明大前駅で京王線に乗り換えて50分ほどの郊外、そこが最上階という