「社会インフラを担う銀行として、あってはならないトラブル。ご迷惑をおかけした皆様におわび申し上げる」。みずほ銀行の西堀利頭取は、3月15日から続く大規模システム障害に関する記者会見でこう陳謝した。 15日朝に表面化した障害は、振り込みシステムから起きた。「初動対応に不手際があった」(西堀頭取)ため、これが勘定系システムに波及(図)。その結果、最大で116万件の振り込みが未処理になった。窓口業務やATMもたびたび停止した(表)。
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「社会インフラを担う銀行として、あってはならないトラブル。ご迷惑をおかけした皆様におわび申し上げる」。みずほ銀行の西堀利頭取は、3月15日から続く大規模システム障害に関する記者会見でこう陳謝した。 15日朝に表面化した障害は、振り込みシステムから起きた。「初動対応に不手際があった」(西堀頭取)ため、これが勘定系システムに波及(図)。その結果、最大で116万件の振り込みが未処理になった。窓口業務やATMもたびたび停止した(表)。
大規模なシステム障害を起こしたみずほ銀行に対し、金融庁は28日、立ち入り検査を行うと通告した。東日本大震災の直後に、現金自動預払機(ATM)のストップや100万件以上の振り込み遅れを起こした事態を重大視。みずほ銀のリスク管理のあり方やシステム障害の原因を集中的に調べることにした。 金融庁は、検査結果や同行からの正式な報告を踏まえて、業務改善命令などの行政処分を検討する。みずほ銀は平成14年にも大規模なシステム障害で業務改善命令を受けている。
Q 障害の原因は。 A 東日本巨大地震の発生後に、東京都内の複数の支店で、口座への義援金の振り込みが急増したことがきっかけとみられる。ほかの大手銀行も同様の振り込みはあったが、障害が起きたのはみずほ銀だけ。振込先に選んだ口座に対応するコンピューターの処理能力が不足していたために、障害が起きた。西堀頭取は口座の選定を間違えた「ヒューマンエラー(人為的なミス)だ」としているが、システム自体に問題があるとの指摘が出ている。 この結果、給与振り込みなど最大116万件の取引が処理できないまま積み上がった。 Q その後もトラブルは続いた。 A 19〜21日の連休中に、たまった取引の処理を終える予定だったが、連休明けの22日まで処理がずれ込んだ。さらに、同日に処理を終えたとしていた取引のうち、約6万件が入金されていないことが発覚し、23日も処理に追われた。 Q 障害の影響は。 A みずほ銀と取引をしてい
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