タグ

増田と作家に関するkutakutatriangleのブックマーク (5)

  • 漫画編集者の端くれだったことがある

    青年向け漫画の編集者をしていた。といっても若い頃の話だ。都内にある編集プロダクションを辞めて田舎に帰ったのが36の時だから、おじさんの入り口に立った頃か。今では完全なるおじさんである。 ※日記は『セクシー田中さん』の件とは関係ありません。 働いていた会社というのは、講談社とか小学館とか秋田書店とか、そういう大手出版社ではない。あくまで編集プロダクションである。出版社と編プロがどう違うのかって……ざっくり言うと元請けと下請けだ。出版社が出版事業(今回だと青少年向けの漫画作りや商業展開)の企画をして、漫画家が作品そのものを作って、編プロは雑誌体を作って、その制作過程で印刷所やデザイン事務所といった専門集団と関係することになる。 イマイチな説明になってしまった。一般社会の例で説明する。民法でいうところの委託(準委任契約)に当たる。公共建築の分野でいうと、公共機関の建築技師が新しい建築物のマン

    漫画編集者の端くれだったことがある
  • 作家の個性を殺すな

    エロマンガ家の増田なんですけどのたうち回っているので書く エロマンガ家にはエロマンガ雑誌の献が届く。描いてない号も届く。普段はそんなに熱心にそれを読まない増田だが今日は急いで開いた。大好きな作家の新作が載っていたから。 元々同人作家でその作家のは手に入るものは全て探して手に入れていた。もうなんかものすごく重たくて愛が歪んでいてちょっと怖いそういう歪んでる所がめちゃくちゃ可愛くてエッチな女の子を描くのだ。こんなこと誰にも語ったことはないが最高なのだ。増田は滅多に好きな作家と思えるような作家に出会わないのでこれはすごく嬉しいことなのだ。 自分がその雑誌に描くより大分後に載るようになった作家なので最初に献に載っているのを見たときにはめちゃめちゃびっくりした。言わずもがな最高の作品が載っておりこのときばかりは献が自動的に送られてくることに歓喜した。 さて、増田も同じ雑誌に描く作家として、編

    作家の個性を殺すな
  • ファン活動としての二次創作を許容しなければならない空気感と文化を破壊したい

    二次創作が嫌いだ。 私はクリエイターだ。漫画家だ。少なくともえている。 そして、私の作品はファンの方々にSNSで沢山感想を言ってもらえるし、沢山二次創作を作ってもらえている。 「ありがたいことに」。 皆様に、問いたい。 なんで、私は、私の作品の二次創作を笑顔で見なければいけないんですか? こういうことを言うと、ツッコミがいくらでも入る。わかる。私だって、漫画が好きだし、アニメが好きだし、映画が好きだし、小説が好きだし、ドラマや劇も大好きだ。 登場キャラクターが大好きだと思うし、キャラを使って、漫画が描きたいって気持ちは、すごくよくわかる。 例えば好きなキャラが死んだら悲しくて、キャラが生きている姿を、漫画にしたいって思う。 でも、私は、今の二次創作に対する空気感について、どうしても言いたい。 今、日で創作を行っている個人クリエイターは、二次創作活動を認めることを強制されている。 それが

    ファン活動としての二次創作を許容しなければならない空気感と文化を破壊したい
  • カフカとかいう流行らない作家がいる

    勿論タイトルは釣りで、カフカは全世界に影響を与えたユダヤ人かつオーストリア(チェコ)人なわけですけど。 独文学というとカフカ、カフカというと独文学。そんな感じですよね、実際のところ独(語)文学においてはトーマス・マンとかゲーテとか他にも様々な著名な作家がいるわけですけれど、カフカはその研究テーマとしては比較的ポピュラーな御仁であります。ユダヤ人の家庭に生まれ、生地である現在のチェコ=プラハの言語に依らずドイツ語にて創作を目指したカフカの、ミステリアスな人間性はその作品群に対しても同様に、謎めいたベールを投げ掛けています。 カフカの文学をお読みになられたことはございますでしょうか。まあ僕もそれほど熱心な読者とは言えないかもしれないのですが、とりあえず『変身』・『城』・『審判』のほか幾つか著名な短編を読ませて頂きました。まあカフカの作品の特徴は、感情的な部分を敢えて抑制するところにあります。勿

    カフカとかいう流行らない作家がいる
  • 作家デビューしたけど向いてなかった

    何年か前に新人賞をもらって兼業作家になったのだが、向いていなかったと判断したので今夜編集者に筆を折ることを連絡しようと思う。実名のブログに赤裸々に書くとファンが哀しむのでここに書く。 理由は「いい加減睡眠4時間の生活にケリをつけて休みたい」とか「金がない」とか「家族との時間が欲しい」とかもあるのだが、「小説を書くのは好きだけど商業小説を書くのは好きじゃない」ということに尽きる。 俺は自分の世界を文章の形で表現するのが好きで、子供のころからフィクションを書いていた。小説だったり漫画だったり、RPGツクールでゲームを作ったり形態は様々だ。文章はウェブに載せたり友達に見せたりはしていたが、特にそれでうつもりもなく淡々と書いていた。そんなある日、気まぐれに新人賞にでも送ってみようかと考えて投稿した結果、まさかの大賞受賞。いつの間にか作家になっていた。 その後何冊か書いてきて、売れたものもあれば売

    作家デビューしたけど向いてなかった
  • 1