ザ・毒キノコ的に誰でも知ってるベニテングタケ。 マリオのキノコの原型もこれなんじゃないかという配色。 有名なわりにその毒性は上位群から少し落ちたところにいる。 かといって毒性が弱いということではない。 他の上位陣がバケモノなだけだ。 その毒成分はイボテン酸・ムッシモール・ムスカリンなどで、テングタケ属の学名Amanitaにある通りアマニチンも含んでいる。 テングタケやベニテングタケが物凄く美味いという話は、このイボテン酸がグルタミン酸の10倍の旨味を呈することに由来する。 あまりの旨味成分の強さにハエも寄るが、それを食べたハエが死ぬということでハエ取りに世界中で使われた毒キノコ。 イボテン酸は乾燥することでムッシモールに変化し、毒性が上がる。 神経伝達物質の放出頻度を落とすように作用するので脳の活動が鈍ることで幻覚も現れる場合があるのだと思われる。 食用にするならば乾燥保存は絶対ダメってこ