清音と濁音、ではなくて… 前回同様、ひらがなの五十音表を思い浮かべてください。 五十音表の中には、濁点「゛」がつけられる行と、つけられない行がありますね。通常は、濁点がつかないものを「清音」、つくものを「濁音」といって区別しています。 さて今回は、「清音と濁音」の区別を、少し違うふうに分類してみます。 それがこの「有声音と無声音」分け方です。 「有声? 無声? 会話音なんだから、声は出て当たり前のものでしょう?」と、そう思ってしまいたいものですが… じつは、子音だけでみてみると、発声時に声帯の振動を伴うものとそうでないものがあります。声帯の振動を伴うのが有声音、振動しないものが無声音です。 ん、この言い方だと少し小難しいですね。 では実際に、有声音と無声音を分けて解説してみますね。 有声音 それではまず、母音まで言わずに子音だけ発声してみてください。 なんて突然言うと、どうしたらいいか困っ