我々は一体全体大人になる過程で何を学んでいくのだろう。大人と子供は様々な事が違う。体力だって、大人の方がずっとある。確かに子供は元気一杯で意味もなく2時間くらい走り回っている程元気一杯な癖に、一日3時間睡眠を3日連続でこなすと体を壊してしまう。一方大人は僅かな階段の上り下りに息を切らす癖に、1日3時間睡眠の生活が3日続いたとしても、案外平気だ。確かに睡眠不足で電信柱を意味もなく蹴飛ばしたり、部長の後ろに聖母マリアがの幻覚が見え、Amajing Graceの幻聴が突如として流れたりはするが、取りあえずは何とかやっていける。しかし身体的な違いなどは大差ない。大人と子供の境界線を明確に引くもの、それは「知識」だ。 一部の脳みそツルリンと天才を除いて、九九で躓く大人はいないが、胎盤からの栄養補給を卒業し、最近になってようやくカツ丼で栄養素を補給出来るようになった羊水臭い小学校低学年の男の子は九九の