インド・ムンバイ(Mumbai)の鉄道駅で列車を待つ通勤客たち(2009年2月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/Pal PILLAI 【1月6日 AFP】インドの人口約3000人の村で、村民たちが駅を「手作り」し、悲願の鉄道敷設にとうとう成功した。 タージナガー(Tajnagar)村の住民たちは何十年もの間、村を素通りしていく列車を見送って暮らしてきた。村民らは1982年、村への駅建設を求める運動を開始したが、請願が聞き入れられることはなかった。 業を煮やした人々は2年前、自分たちの手で駅を作ることを決意。4万5000ドル(約410万円)の資金をかき集め、1年前から駅の建設を開始した。 このほど、プラットホーム2つと改札を備え、電灯もついた駅が完成。5日、いよいよ最初の列車がプラットホームに滑り込み、村民や地元当局者らの拍手によって迎えられた。 「村の住民のほとんどは農民だが、誰もが自