日本刀の研ぎ師、をやっている人に取材してきた。 刀剣の研ぎを仕事とする「研ぎ師」は全国に数百人程度、そんなには多くない仕事で、古刀から現代刀、太刀、脇差まで、あらゆる美術刀剣の研ぎをこなす。 じゃあ包丁も研ぐの? とか、巻ワラ切って切れ味試すの? とか、石川五右衛門が綿毛みたいなのでぽふぽふやってるのは何なの? とか、しょうもない疑問まで、僕が全部聞いてきました! 巻ワラは切りませんよ! (加藤まさゆき)
「お金をもうけろと言われたので……。嫌ですね、不景気って。みんなすさんできちゃって」――@niftyの人気サイト「デイリーポータルZ」(DPZ)のWebマスター・ニフティの林雄司さんはつぶやく。 DPZは、どうでもいいことを真剣にリポートする日刊更新のWebサイトだ。月間ページビュー1800万、月間ユニークユーザー80万人の一大メディアだが、広告もほとんど掲載されておらず、お金の匂いがしないのが特徴。記事内容も、でっかいたばこの箱を作って隣にあるものが小さく見えるかを実験したり、食べ物を青くすると本当に食欲がわかないか試したりなど、身近でお金のかからないものばかりで、ギラギラしたネットビジネスの世界とは縁遠い。 収入源は、記事の下に申し訳程度に張ったAdSense広告と、TシャツやDVDなど、思いついたら作るグッズぐらい。はっきり言って大赤字だが、「これまでは会社からもあんまり、お金もうけ
だらだらとしているうちにまた髪が伸びてしまった。切りにいくのは床屋より美容院のほうがかっこよくできる気がするので美容院にいこうと思うのだけど、あの空気感が苦手なので、髪を切ること自体から足が遠のいてしまう。 僕だけではないと思うが、鏡越しの会話というのがどうにも慣れない。でも、無言で押し通そうとするのも心が苦しい。でもでも、このまま美容師との会話を避け続けたら、髪が肩まで伸びてしまう。 そんな事態にならないように、あらかじめ傾向と対策を検討しておこうと思う。 (text by 藤原 浩一) 髪を切ってもらいたいだけなのに 雑誌を読んでいると話しかけられずにすむ、という話を聞いたことがある。しかし、僕は普段めがねをかけていて、髪を切るときにはそれを外さなければならないので、雑誌は読めない。 美容師とはタイマンをはらねばならないのである。逃げることはできない。 さて、美容院に行ったときに美容師
年末になると新聞社は毎年、今年の10大ニュースを発表します。ああいうのを真似したい。 僕らも10大ニュースを選ぼう!と思ったのですが、考えてみたらデイリーポータルZはニュースを取り上げていませんでした。でかいめしとか不思議な工作をしていました。1年間。 なのでアクセス数と読者アンケートでランキングを発表します。世間の動きに関係なく独自の記事を載せている当サイト。人気&注目を浴びているのはなんだったでしょう。 (デイリーポータルZ編集部) 人気のある記事は分からない 林:2008年の記事をランキングで振り返ってみたいと思います。付き合ってくれるのは橋田さん。よろしくお願いします。 橋田:よろしくお願いします。 *橋田さんはライターから送られてきた原稿をHTMLにしてアップする作業(コーディング)を主にしています。 林:コーディングしてて、これ人気出るな、とか思うことはありますか? 橋田:いや
「桐タンス」。桐タンスについて、私達は何を知っているだろう。 ・家紋の入った豪華婚礼3点家具とか ・バス停のベンチに「桐タンス再生」の看板を見かけ「桐タンスって再生できるんだ」と思ったりとか ・防虫・防湿に効果が高いので、タンス以外にも米びつに桐が使われているとか 一般人のコンセンサスは、そういったところだろうか。 漠然とながらも「何かすごいらしい」桐の家具。そんなイメージを抱いていたある日、その生産地に行って実際の製造工程を見られるという機会に恵まれた。 喜んで見に行った。そしてそこでは、想像を絶するすごいことが地味に行われていたのだった。 日本人をあらためて尊敬したこの日―。 (乙幡 啓子) 渋抜きだけで数年・・・ 訪れたのは新潟県は加茂市。上越新幹線「とき」で東京から約2時間、燕三条で降りる。 日本全国に桐タンス生産地は数あれど、原木から製材、そしてタンス製造まで全てをカバーできるの
Innovator File No.100 ニフティ株式会社 『デイリーポータルZ』 WEBマスター 林雄司 氏 Hayashi Yuji 月間1,700万ページビュー、300万ヒット。ニフティの一コーナーにすぎないような位置づけにありながら、こんな数字を上げている人気サイトが『デイリーポータルZ』だ。人気の秘訣は、仕組みの優秀さではなくて、脱力系コンテンツのおもしろさにある。 マンガ家を目指したがマンガ家になれなかった林雄司氏が、ネット上で生み出した新しい表現スタイル、それが『デイリーポータルZ』だったのだ。 多忙な現代人が、適当に流している日常のくだらない疑問や悩みを、読者に成り代わって徹底調査する。その調査の木目細やかさが、行き過ぎていておかしく、読者の心をとらえて離さないのである。そんな個人趣味的なサイトが、ニフティの中でどのように産声を上げたのか、そしてどのように人気サイトへと成
これが4×5 (注:広告や集合写真に使われる大判のカメラ。フィルム1枚が約10センチ×12センチ。呼びかたは「シノゴ」。ふつうホームページに載せる写真には使わない) 2、3時間かけて撮る 林:そういえば大山さんの団地サイト「住宅都市整理公団」も対談ですね。あれってほんとに対談してるんですか? 大山:ええ、団地の撮影の最中は人がどくの待ってたり、雲がいい感じになるの待ってったりなんで、 大山:ほとんどの時間、長野(注:大山さんといっしょに住宅都市整理公団を作っている)としゃべってるんですよ。だいたいそれの再現です。2、3時間とかふつうに待ってますね。 林:そんなに待つんですか? 大山:ええ 林:そりゃ通報されますよ 大山:いえ、待たない写真のことをぼくらは「スピード写真」と呼んでいます。 林:僕はたいていスピード写真だ。 大山:デジカメってフィルム代を気にしないので「とりあえずシャッター切っ
なんでも聞くところによると、重さというのは、量る場所によって変わるものらしい。 たとえば赤道上で100gのものが北極ではそれよりも重かったり、標高が高い場所では軽くなったりするらしいのだ。 仕組みはよくわからないが、そういう性質があるという。 では、飛行機に乗って重さを量ったらどうなるのだろうか。 (text by 工藤考浩) 重力加速度 ものの重さというのは、地球の引力と遠心力によって決まるらしい。 最初に述べた場所によって重さがちがうというのは、たとえば赤道付近では地球の自転による遠心力が最も強くはたらくが、北極ではそれがゼロになるのでものが軽くなるということのようだ。 また、高度が上がると、地球の中心、つまり引力の中心から離れるため、ものが軽くなるというのだ。 具体的にいうと、高度が1m上がるごとに重力が0.00003%少なくなるらしい。 1mで0.00003%というとごくわずかだが
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アルファブロガー・アウォードの結果発表のまえに、デイリーポータルZの林雄司さんによる、特別講演がありました。 ところで、デイリーポータルZは、プロの編集者などによるサイトと思われる人もいるかもしれませんが、じつはニフティの社員である林さんの個人的発想から生まれ、そして林さん自身が「これは面白いんじゃないかな?」と思った企画で運営され続けているサイトなんです。 ブログが登場したことで、個人の発信したものが影響力を持つようになったといわれるけれど、個人の発想からスタートし、いまも人を惹きつけているデイリーポータルZは、その兄貴的存在というわけですね。 林さんが行った11分ほどの特別講演は、聴衆から常に笑いを誘うお話でした。要約してしまうのはもったいないので、デイリーポータルZの成り立ちのところからテープ起こしをしたものをご覧に入れます。特に大きな笑いがあったところは、(笑い)を入れます。そうで
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