主役か、脇役かで、芝居はそんなに変わらないです。主役になっちゃうと数字が気になるぐらいで。ええ、気にしますね。テレビでも、舞台でも、いくら面白いものをつくっても見てもらえなければバカみたいだなと思うんで。しんどさは一緒ですからね。 いや、俳優のせいですよ、半分以上。特に舞台は、見たいと思う人が出ているかどうかが、チケットを買うかどうかに直結しますから。テレビはザッピングするから、たまたま見た人も筋立てが面白かったらつなぎとめられるけど、やっぱりラインナップが派手じゃないと、まず見ようという気にならないじゃないですか。 ふるた・あらた/1965年、兵庫県生まれ。1984年、大阪芸術大学在学中にデビュー。劇団☆新感線の看板役者。新感線の各作品のほか、最近の出演作としては『マニアック』(2019年)『桜の森の満開の下』(2018年)、『ロッキー・ホラーショウ』『足跡姫』などの舞台にも立つ。テレビ