『アクト・オブ・キリング』鑑賞。 このあいだの都知事選で田母神を応援するデヴィ夫人を見た。「彼こそラスト・サムライです!」というお馴染みの文句を咆哮していた。ただ、なにぶん周囲を取り囲む品を欠いた連中と一緒だと思われてはかなわないし、耳が腐って落ちるような妄言を聞いてやる程度のヒマもなく、眼ヤニをほじるなどの「田母神の演説を聞く」よりも重要な雑事をこなすため、その場は後にした。 彼女の狂った言動に奇妙な違和感を持つ人は多いだろう。右翼団体フィクサー児玉誉士夫に、愛人としてスカルノ大統領の元へ送りこまれる。後に一夫多妻制の第三婦人として結婚するも、1965年の軍事クーデターにより立場を追われる。さらに、そんな境遇にあっても日本大使館から亡命許可は下りず終い*1。ことごとく「右翼」「日本」に裏切られ続けた経緯がある。その彼女が何故、田母神などという、それまで彼女を裏切り続けた側に与するチンピラ
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