図書館で見つけて面白そうだったので借りて読んだ。作者はゲゲゲの鬼太郎で有名な水木しげる。この作品に鬼太郎はでてこないけど。 方丈記: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ) 作者:水木 しげる 小学館 Amazon あまり日本史が得意でないので、このように時代背景や鴨長明の出自や当時起きた天災や戦争のことを全て漫画で解説してくれるとイメージがつかみやすい。 こんな人生経験をしていたら無常観も育まれるだろう。でも権力闘争の真っただ中にいる人達はいつも争いごとに夢中で、歴史や洞察を後世に残すにはやはり鴨長明のようにちょっと世間の中心から一歩引いたところで物事を見ている隠者のような人が必要なのだと思われる。 昔の京都と水木しげるの絵柄の相性も抜群だ。 特に方丈記の舞台である、晩年の自室で鴨長明と水木しげるが話し合っているシーン、私自身では方丈記を文章で読んでもこのような部屋のイメージを脳内
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