日本航空(JAL)と全日空(ANA)には「医師登録制度」があります。 2016年に開始された制度で、事前に機内にいる登録医師が把握され、急病人が発生した際に客室乗務員がスムーズに医師に診療行為を依頼できます。 乗客にとっては、機内のドクターコールによって不安感を抱かずに済む、という利点もある制度です。 この制度が登場した当初、私も親交のある外科医の中山祐次郎先生が丁寧な考察をYahoo!ニュースですでにされており、この制度の是非や改善点に言及されています。 あれから2年が経ちました。 果たして現在、医師はこの制度に登録すべきでしょうか? 私は幸い、これまでドクターコールに遭遇したことはありませんが、依然として不安の残るこの制度をリサーチし、現時点で得られた情報をもとにまとめておきたいと思います。 医師登録制度とは何か? JALでは2016年2月から、ANAでは2016年9月から医師登録制度