ふだん私たちは句読点として「、」と「。」を使っています。でも、印刷物を見ると、「,」や「.」も使われていることに気づくはず。これらの使い分けは、一般的には次のようになっています。 ・縦組みの場合……「、」と「。」 ・横組みの場合……「,」と「.」(または「,」と「。」) 日本エディタースクール編『標準 編集必携』(日本エディタースクール出版部 1987年)によれば、横組みの場合「テン・マル方式では式の終りや文献の終りにつけられるピリオドと混在するので,適当ではない」(p. 43)とあります。たとえば―― ……すぐれた入門書はKen Ruthven, Nuclear Criticism, Carlton, Melbourne University Press, 1993。また、第2次大戦後に…… こんなふうに和文と欧文が混ざる(印刷の世界では「混植」と言います)場合、テン・マル方式(