(CNN) コンピューターや携帯電話を使った「ネットいじめ」は逃げ場がなく、子供の日常生活に深刻な影響を及ぼしているとの調査結果をフィンランドの研究者がまとめ、米精神医学誌に発表した。 調査はフィンランドのトゥルク大学の研究者が、7年生(日本の中学1年生に相当)と9年生(同中学3年生に相当)約2200人を対象に実施、ネットいじめが与える社会的、心理的な影響を分析した。 その結果、繰り返しネットいじめに遭っている子供の大半が、頭痛や肉体的苦痛、不眠を訴えるなど、日常生活に深刻な支障をきたしていることが分かった。身の危険を感じると答えた子供も4人に1人に上った。 子供が感じる危機感は従来のいじめよりも、ネットいじめの方が大きいと研究者は述べ、「従来のいじめは学校が舞台であり、少なくとも家に帰れば安全だった。しかしネットいじめの場合、24時間年中無休で携帯電話にメッセージを残したり、電子メールを