大阪市は1日、サッカーJリーグ1部(J1)のセレッソ大阪が新たにホームとする長居球技場(住吉区)の命名権の売却先を募集した結果、蚊取り線香の「金鳥」で知られる大手殺虫剤メーカー「大日本除虫菊」(本社・西区)に決まったと発表した。球技場の新たな愛称は「キンチョウスタジアム」となる。 市は新たな財源確保とスポーツ振興の一環として、先月11日から命名権の売却先を公募。同社1社から応募があり、同28日の審査委員会で決定した。命名権料は年間3600万円、契約期間は今年8月から平成25年12月末までの3年5カ月間。 市とセレッソ大阪では今後、球技場の正面入り口と屋根、得点板に新愛称の看板を設置。8月8日に開かれるJ1リーグの川崎フロンターレ戦で披露する。