16日午前8時25分頃、山口宇部空港(山口県宇部市)から羽田空港に向かっていた全日空692便(ボーイング787―8型機、乗客129人、乗員8人)で、操縦席の計器がバッテリーの異常を示した。 機内で煙を感知したため、同機は午前8時47分に高松空港(高松市)に緊急着陸した。機内に異臭がたちこめ、乗客129人は、同空港の誘導路上で、非常脱出口7か所から緊急脱出用シューターを使って機外に避難した。高松市消防局によると、けが人はないという。 同空港は、午前8時53分、閉鎖された。 高松市消防局には、同空港から午前8時45分に「機内に煙が上がった」との通報があり、消防車、救急車12台を出動させた。 山口宇部空港事務所によると、出発時には、異常はなかったという。 ボーイング787型機を巡っては、米・ボストン空港で7日(日本時間8日)に補助電源用バッテリーから出火、8日(同9日)にも同じ空港で同型機の左主