俺は今年の前半に転職をした。 優秀なエンジニアとは言えない46歳が転職をすることは、そこそこ困難だし覚悟が必要だった。 四十にして惑わず、なんて言われるが、俺は、戸惑って、逃げ惑って、今の職場に迷惑をかけることを承知で出ていこうとしているのだ。 就職氷河期世代の専門学校卒は、学歴では戦えない。だからこそ実績とお世辞にも持ち合わせてはいない人間力で戦って面接試験を乗り切った。昨年の2021年はコロナ禍だったことも幸いして、オンラインの面談が転職活動を容易にしていた。 エンジニアとしての経験、それと若干のマネジメント経験が転職を助けてくれた。2021年の10月から行った転職は、3~4ヶ月で次の職場からのオファーが片手くらい集まった。 幾つかの課題がある組織に自分が入り込む余地をみつけ、自分がその隙間を埋めれることをアピールして入社した。年収は1.3倍になった。ようやく世代の平均年収を超えること