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ブックマーク / baila.hpplus.jp (1)

  • 『おそ松くん』からイヌイットのフォークロアまで。翻訳家・柴田元幸さんのおすすめ本3冊|@BAILA

    ナンセンスさが魅力の連作短編集『アメリカの鱒釣り』は、柴田さんが訳文の素晴らしさに圧倒された一冊。 「原文から醸し出される不思議な感覚が、そのまま伝わってくる。音楽でいうなら、録音でなくライブの熱量そのままの日語訳です。これを1970年代に試みた藤和子さんは素晴らしいし、読んで衝撃を受けました。当時、僕が知っていた翻訳書の多くは、ひととおりの意味がわかればよく、原文の雰囲気や文体などは期待できないのが前提でしたから。これは“現代文学の翻訳の流れを変えた人”、“言い出しっぺ”的なパワーに触れられる。学生にブローティガンを読ませると『どこが新しいのかわからない』という意見も出るんですが、それだけ藤さんのスタイルが定着した証拠ですよね。僕や、現代の翻訳者たちは、藤チルドレンですから。作者のブローティガンは、強さが美徳とされがちなアメリカ社会のノリになじめなかった男性。彼が紡ぎ出す不条理

    『おそ松くん』からイヌイットのフォークロアまで。翻訳家・柴田元幸さんのおすすめ本3冊|@BAILA
    kwy
    kwy 2022/11/05
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