夢野久作「ドグラ・マグラ」 中学生になったあたりから、なんだか自分だけが世の中から疎外されているような感情が芽生え始め、そのためか「人生はツマラナイ、退屈だ」と思うようになりました。 一時的に楽しいことがあっても、心の奥底には常に「人生はツマラナイ」という気持ちがあるため、そこはかとなく悶々とした学生生活を送る破目になりました。 そんな私ですが、大学生になって間もない頃、本屋で夢野久作の小説「ドグラ・マグラ」を見つけました。 えらく変わった題名の本だな……と手に取って表紙を見た途端、おったまげました。 夢野久作「ドグラ・マグラ」上巻表紙 夢野久作「ドグラ・マグラ」下巻表紙 これは……あ、あやしい! そして裏表紙には、「これを読む者は、一度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書」という宣伝文句があり、チラッとページをめくってみると、 胎児よ 胎児よ 何故躍る 母親の心がわかって おそろし
![人生がツマラナイ? そんな方にはホラーをおすすめ!【夢野久作「ドグラ・マグラ」から始まった私のホラー遍歴】 - 広汎性発達障害の女がたまに毒を吐くブログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/72d524db8a49b6a15da8c6878cca16d75a531216/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F6035%2F9784041366035.jpg%3F_ex%3D160x160)