日本時間7月6日の午前8時、日本とアメリカによるFIFA女子ワールドカップ決勝がカナダのバンクーバーで行われる。すでに現地からは、さまざまな報道が時々刻々アップされているが、TV桟敷にいる者としては少し違ったアプローチを試みることにしたい。これから紹介するのは今から6年前、2009年4月21日にアメリカ・ロスアンゼルス(LA)で私が行った宮間あやのインタビューである。 この頃、私は北米サッカー界でプレーする日本人選手を集中的に取材しており、そのひとりがアメリカに渡ったばかりの宮間であった。当時の彼女は、女子日本代表の主力選手にはなっていたが、一般的な知名度は今ほどはなかった(日本がワールドカップで優勝し、なでしこフィーバーが起こるのは2年後のことである)。そのため本稿も日の目を見ることなく、しばらく私のPCの中に埋もれていたわけである。 アメリカで09年に開幕した女子のプロサッカーリーグ、