『スワロウテイル』(96年)、『花とアリス』(04年)など、独自の甘美な映像表現で、日本人の感性に多大な影響を与えてきた岩井俊二監督。 海外でのロケ作品やアニメーション映画はあったものの、日本での実写長編映画は『花とアリス』以降、12年間撮影していなかった。 そんな岩井俊二監督の最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』が3月26日(土)に公開される。 本作の舞台は現代の日本。黒木華演じる派遣教員の七海は、SNS上で知り合った恋人と結婚する。親戚の少ない彼女が、結婚式に代理出席サービスを使ったことが義母にばれたことがきっかけとなり、次々とトラブルに巻き込まれていく……。 不穏な現代日本を岩井俊二ワールドに落とし込んだ『リップヴァンウィンクルの花嫁』。 本作公開直前の岩井俊二監督にキャストの印象や“3.11後の映画製作”について伺った。 黒木華と岩井俊二監督は相性がいい! 綾野剛の性格は俳優とい