安倍晋三首相(左)と竹中平蔵氏 (c)朝日新聞社 怪文書が出回り、国会で水道事業者からの接待疑惑が追及された福田隆之氏(c)朝日新聞社 12月中旬ごろ、永田町と霞が関にはあるウワサが飛び交っていた。官邸関係者は、それを聞いて驚いた。 【写真】怪文書が出回り、国会で水道事業者からの接待疑惑が追及された福田隆之氏 「11月に官房長官の補佐官を辞任した福田隆之氏が、現場復帰するというんです。本人自ら政府の未来投資会議(議長・安倍晋三首相)に『これからも関わる』と言っていたそうなんですが……」 関係者が驚いたのも無理はない。福田氏はPFI(民間資金を使った社会資本整備)の専門家で、早大卒業後に野村総合研究所の主任研究員を経て、新日本監査法人(東京、現在のEY新日本監査法人)のエグゼグティブディレクター・インフラPPP支援室長になった。その実績を見込まれ、2016年1月に36歳の若さで菅義偉官房長官