超高速かつ大容量の通信を実現する次世代通信技術「5G」(第5世代移動通信システム)。 IoTの普及や自動運転、遠隔診療の実用化などに必要不可欠な技術としても期待されている。 工場や建設現場、商業施設、学校のキャンパス等、比較的小規模な範囲のために5Gの通信環境を構築し、運用することを「ローカル5G」と呼ぶ。NTTドコモでは可搬型のローカル5G基地局を「キャリー5G」と呼んでいる。地域や産業分野の個別ニーズに合わせたり、地域ごとの課題にきめ細かく対応できるとされている。 住友商事株式会社は、総務省より「5G」の実験試験局免許を取得し、本年から制度化が予定されているローカル5Gを活用した国内初の屋内外実証実験を行うことを6月21日に発表した。 ローカル5Gを総務省が推進 総務省は一般企業も限られたエリアで周波数の割当を受け、5Gを自営無線として利用でき、現時点では4.5GHz帯の200MHz幅