先日、2024年2月9日に発生したX3.3の太陽フレアの映像を紹介したばかりですが、2月16日にも15時53分(日本時)をピークとする強力な太陽フレアが発生しました。画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星SDOがとらえたもので、左から13.1nm、19.3nm、30.4nmの極端紫外線で撮影されたものです。30.4nmの波長ではプロミネンス噴出がはっきりと見えています。 このときの太陽フレアは「X2.5」に分類される大規模なものでした。太陽フレアはX線の強度によってA、B、C、M、Xの5段階に分けられています。Xが最も規模の大きなフレアです。また、アルファベットの後の数字が大きいほど規模が大きいことを示しています。 こちらの映像は、2月16日の太陽フレアを13.1nm、17.1nm、19.3nm、21.1nm、30.4nmの波長で撮影したものです。波長によって見える温度領域が異
打ち上げに成功したH3ロケット2号機=鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで2024年2月17日午前9時22分、吉田航太撮影 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日午前9時22分、新型主力ロケット「H3」2号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から発射した。JAXAによると、機体は予定の高度約680キロに到達し、搭載した超小型衛星の分離に成功した。 新たな国産主力機のデビューは1994年のH2ロケット以来となる。H3は2024年度中に退役予定の現行の主力機「H2A」に代わり、今後20年間の日本の宇宙輸送の中心を担う。宇宙ビジネス拡大で需要が増す国際的な衛星打ち上げ市場で、競争力確保を目指す。 JAXAは14年からH3の開発を始め、23年3月に初号機を打ち上げた。ところが、電源系統の不具合で2段目エンジンに着火せず失敗に終わった。共同開発する三菱重工と共に、部品の絶縁を強化するなどの再発防止
「頑張れよー」。白い航跡を残して旅立つH3に向け、再挑戦を待ちわびていたファンが一斉に声を上げた。射点から6キロ。鹿児島県南種子町の長谷公園に集まった約1200人は、補助エンジンが分離されるのを見届けると、大きな拍手で順調な飛行を祝った。 兵庫県から訪れた会社経営山田知徳さん(34)は、福岡でキャンピングカーを借り、家族3人で13日に種子島入り。14日には宇宙航空研究開発機構(JAXA)の岡田匡史プロジェクトマネジャーと直接話す機会にも恵まれ、決意を聞いたという。「自分もエンジニアだから苦労が分かる。開発に10年。日本の技術、誇りが詰まったロケットの成功に立ち会えて幸せだ」と目を潤ませた。 土曜日で学校の休みと重なり、島内各地の子どもたちも家族連れで見学場に駆け付けた。西之表市の安城小学校5年、田中希空さんは「すごくきれいに飛んでいった。うまくいって本当にうれしい」と喜んだ。 昨年3月の1
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