◆東京五輪 柔道男子66キロ級決勝(25日、日本武道館) 柔道男子66キロ級で阿部一二三(パーク24)が金メダルを獲得した。昨年12月、丸山城志郎(ミキハウス)との史上初のワンマッチ代表決定戦を制して五輪初出場となった一二三は、初戦から躍動。決勝でバジャ・マルグベラシビリ(ジョージア)を破り悲願を達成した。先に金メダルを獲得した妹の女子52キロ級・詩(うた)とともに、兄妹同日金メダリストとなった。 一二三は2回戦から登場。世界ランキング22位キリアン・ルブローク(フランス)に一本勝ちし、初戦を突破。準々決勝ではヨンドンペレンレイ(モンゴル)から大外刈りで技ありを奪って優勢勝ち。準決勝はダニエル・カルグニン(ブラジル)を背負い投げ一本勝ちで決勝に進んだ。 五輪3連覇の野村忠宏氏に憧れ「相手を投げて一本を取る柔道」を身上に、小学校の時から1日6時間の自主練習で力をつけてきた。丸山との決定戦は2