ブックマーク / book.asahi.com (3)

  • コラム別に読む : 学術書の編集者 橘宗吾さん - 石田祐樹 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■大事なことをつなげていく 学術書と聞くと、単に学者の論文を集めた、と思う人もいるだろう。でも、まず編集者にアイデアがあり、書き手を探し、できるもある。 日が開国した時、欧米だけでなく、中国系の商人もたくさんやってきた。それが日の経済史に衝撃を与えた——という論文を読んだ名古屋大学出版会の編集者・橘さんは、「アジアからの衝撃は、文学では?」と考え、書き手を探し始めた。数年を経て、たどり着いたのが、当時、奈良女子大にいた中国文学者の齋藤希史(まれし)さんだ。「初めてお会いした時から、百年の知己に会ったようでした」 齋藤さんが東京大へ移ったあとも、なかなかの形は見えなかった。だが、「アジアからの影響」ではなく、「日中国の相互作用」と考え方を変えたら、目次ができて『漢文脈の近代 清末=明治の文学圏』(名古屋大学出版会)が生まれた。発端の論文から十数年。橘さんは言う。 「自分がこれは

    コラム別に読む : 学術書の編集者 橘宗吾さん - 石田祐樹 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    kynokb
    kynokb 2016/10/21
  • コラム別に読む : デジタル・ジャーナリズムは稼げるか―メディアの未来戦略 [著]ジェフ・ジャービス [訳]夏目大 - 森健(ジャーナリスト) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■顧客のニーズ満たすサービス産業に 1950年、米国の新聞普及率は124%だったが、2013年には37%まで減少。危機的な事態を迎えている。ネットが主流になる中、書は報道機関がどうあるべきかを問うただ。 著者は、記事を書いて売るという考え方ではダメだと指摘する。ニュースは報道機関も利用者も同じ情報生態系の一部だと認識し、顧客のニーズを満たすサービス産業になるよう認識を改める。情報を提供しあうプラットフォームを目指せという意見だ。 報道関係者は反発するだろうが、著者は印刷媒体の維持が不可能になる日付まで予測すべきだともいう。一方でジャーナリズムでは昔も今も調査報道が重要だとし、とりわけ今後は専門性が高い番記者が価値を高めると指摘する。 書名にある「稼ぐ」という点で「特効薬」はない。基的には広告やイベント、有料化など従来の要素が稼ぎの方法だという。ただし、どんな人がその情報生態系に属して

    コラム別に読む : デジタル・ジャーナリズムは稼げるか―メディアの未来戦略 [著]ジェフ・ジャービス [訳]夏目大 - 森健(ジャーナリスト) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
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    kynokb 2016/08/27
  • コラム別に読む : ゴミ情報の海から宝石を見つけ出す [著]津田大介 - 松岡瑛理 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ネット世代を代表するジャーナリストが、ツイッターやフェイスブックを中心に情報が氾濫する社会のなかで、よりよいメディアとの付き合い方を解説した一冊だ。六つの章に分かれ、「成熟した情報の受け手になるために」「ツイッターのデマを検証する方法」「いい文章を書くための秘訣」などの個別質問に著者が答えるQ&A形式を取っている。 インターネットが活動拠点と見られがちな著者だが、「ネット礼賛」の立場かというと意外とそうでもない。例えば「マスメディアとネットメディアはどちらが信頼できるか」という質問には、現在のところ「時事問題についてまともな報道ができるネットメディアはほとんどありません」ときっぱり断言。他にも「新しい知識はどこから得るべきか」という質問に対しては、、ネット、人づてという3つの習得経路を挙げた上で「とにかくリアルで人と会って話を聞く」ことを重視すると回答。率直だがその分、答えに信頼が持てる

    コラム別に読む : ゴミ情報の海から宝石を見つけ出す [著]津田大介 - 松岡瑛理 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
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    kynokb 2014/04/29
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