プロ野球・ロッテの佐々木朗希投手(20)が10日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われたオリックス戦で、プロ野球史上16人目の完全試合を達成した。1994年5月18日に巨人の槙原寛己が広島戦で達成して以来28年ぶりで、20歳5カ月での達成は史上最年少。指名打者(DH)制のあるパ・リーグでは78年8月31日のロッテ戦で記録した阪急(現オリックス)の今井雄太郎以来、44年ぶりの快挙となった。球団では73年10月10日の八木沢荘六に次いで2人目。 佐々木朗は岩手県立大船渡高時代に球速163キロを記録し、「令和の怪物」として注目された本格派右腕で、ドラフト1位で2020年にロッテに入団した。プロ初勝利を挙げた昨季は3勝をマーク。自身プロ初完投となったこの日は13者連続奪三振のプロ野球新記録を樹立し、打者27人からの計19奪三振も95年に野田浩司(オリックス)がマークした1試合最多記録に並んだ。