山口県阿武町で起きた、給付金4630万円を誤って1世帯に振り込んでしまった問題。5月12日、町は新たな動きに出た。返金に応じない世帯主に給付金の返還を求める訴訟を起こすことを議会で決め、その後提訴したのだ。 【画像】町はついに提訴…誤給付を返金しない24歳男性の素顔とは 町が訴えたその相手は、24歳の男性。請求金額は誤って振り込んだ給付金全額と弁護士費用などを合わせた、5115万9939円だ。 ことの発端は4月8日。コロナ禍で苦しむ家庭を支援する「臨時特別給付金」が、1世帯につき10万円、町から振り込まれた。ところが、それとは別に463世帯分の4630万円という大金が、1世帯に誤送金されてしまったのだ。 男性「お金は戻せない」全額別の口座に町は返金を求め、何度も男性に謝罪。しかし男性は「お金は戻せない」「犯罪になることは分かっている」「罪は償う」などと話し、返金を拒否した。 4630万円が