不倫相手の子どもを妊娠してしまい、そのことが夫に知られてしまったら…。多くの場合は離婚や中絶といった結末に至るのではないだろうか。 【画像】「結婚を考える」イラスト集 だが、彼女は不倫相手の子どもを出産して、夫と一緒に育てていくことを選んだーー。 女装する小説家・仙田学が「女性の自由と孤独」をテーマに、さまざまな女性にインタビューするこの連載。今回は、不倫相手の子どもを宿したが、夫と共に育ててきたケイコ(48)に話を聞いてみる。(仙田学) 高校を卒業して社会人になったケイコは、21歳のときに結婚し、長男を出産した。恋愛経験もさほどないまま若くして結婚したためか、24歳のときに不倫相手と出会うと、初めての身を焦がすような恋に夢中になった。 「夫との子どもがいて、その頃2歳だったけど、私は若すぎたんだね。母親になるってどういうことなのか、わからなかった。女としての自分のほうが勝っちゃったんだよ