新型コロナウイルス対策で出社回数が減った結果、朝の準備や通勤時間が浮いた人が増えている。実業家の本田直之氏は「今の日本人の間には『時間格差』がどんどん生まれている」と指摘する。どういうことか――。 通勤が無くなって1時間以上時間が生まれた コロナがもたらしてくれた変化の1つには、間違いなく「時間」が挙げられるでしょう。時間は一気に増えました。そして、増えた時間はこれからもう減らないと私は思っています。 第1に、多くの会社で通勤がなくなった。片道1時間として往復2時間。外に出ることになれば、着替えも必要ですし、女性なら化粧をしたり、洋服を選んだりと、プラス1時間くらいは必要だったのではないでしょうか。そうすると、2、3時間、浮いた人が多い。 完全リモートでなく、週に何度かは会社に行く、という人も少なくないかもしれませんが、それでも毎日の通勤はなくなったわけですから、浮いた時間は大きい。もう元