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ブックマーク / www.robundo.com (2)

  • 朗文堂 robundo type cosmique / 欣喜堂 Digital Typefaces シリーズ 第7弾! 四川宋朝体(龍爪)Combination 3

    中国の南西部四川省は、ふるくは蜀とよばれていました。唐王朝末期の木版印刷術の発祥地のひとつで「蜀大字」と呼ばれ、 「字大如銭、墨黒似漆 thinsp;──thinsp;文字は古銭のように大きく、文字の墨の色は黒漆のように濃い」 とされます。 唐王朝ののち、五代十国の混乱をへて建朝された北宋時代にも、唐王朝官刊の伝統的な体裁を四川刊は継承していました。また女真族の金国との争乱に敗れ、都を開封から臨安(現・杭州)に代えて建朝された南宋での、刊刻事業の継続と、覆刻(かぶせぼり)のための原の供給に、四川刊は大きな貢献をはたしました。 ところが、こうした四川刊も、相次ぐ戦乱と文書弾圧のなかに没して、『新刊唐昌黎先生論語筆十巻』『蘇文忠公奏議』『周礼 しゅらい』など、きわめて少数の書物しかのこっていません。その代表作がわが国に現存する『周礼』(静嘉堂文庫所蔵)です。 『周礼』の力強い字様に

  • 朗文堂 robundo type cosmique / 欣喜堂 Digital Typefaces シリーズ 第7弾! 四川宋朝体(龍爪)Combination 3

    木版刊『南斉書』 まだ四角四面が好きですか? 「正調明朝体」とはすこしおおげさな名前かもしれません。このあたらしい書体はべつに古拙感を演出した筆写体でも、奇をてらった装飾体でもありません。正調明朝体「金陵」は中国・南京の雅称から名づけられ、その金陵にあった大明南京国子監刊行の木版刊『南斉書』にみられる端正な明朝体字様を現代に再生したものです。 明王朝(一三六八−一六四四)は漢民族の朱元璋・太祖が蒙古族の元王朝をたおして南京に建朝しましたが、四代目の皇帝・成祖のときから都を北京に移しました。また国子監とはもともとは隋王朝のころに設立された大学のことですが、明王朝になってからは中央官僚を養成する大学の機能とともに、国家によるすべての学問を統括する中央官庁となりました。都が北方の北京に移転してからも王朝による出版活動は「南監」とされて南京を中心に展開されました。その明王朝によるもっとも典型

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