全国で自殺予防に取り組むNPOが東京に集まり、就職活動中に自殺を考える若者への対策などが話し合われました。 この中で、最近の自殺について、年代別に見た場合、40代以上が大幅に減少しているのに比べて、10代から30代の若年層は横ばいのままとなっていることが報告されました。 さらに、東京で活動するNPOが就職活動中の学生122人を対象に行ったアンケート調査で、およそ2割の学生が「自殺を考えたことがある」と回答した結果を伝えました。そのうえで、就職活動の悩みを打ち明けられず1人で抱え込む学生に対しては周囲が積極的に支援することが重要だと指摘していました。 主催した若者自殺対策全国ネットワークの共同代表の石井綾華さんは「若者の自殺についてはまだまだ実態が分析されていないので、しっかりと調査を行って求められる支援を続けていきたい」と話していました。