2009年5月に裁判員制度がスタートし、8年半が過ぎた。この間、裁判員裁判で宣告された死刑判決が確定した者は16人。そのうち3人はすでに死刑を執行され、残りの13人が現在、死刑確定者として全国各地の拘置所・拘置支所で収容されている。 その中の1人で、死刑が確定して3年になる宮崎市の元建設会社社員・奥本章寛死刑囚(29・福岡県豊前市出身)が手記を寄せ、現在の生活や思いを明かした。(ルポライター・片岡健) ●死刑執行を意識した記述も 奥本死刑囚は2010年3月に宮崎市の自宅で同居していた義母(妻の母)、妻、長男を殺害する事件を起こし、同年12月7日、宮崎地裁の裁判員裁判で死刑判決を受けた。その後、控訴、上告も棄却され、2014年11月に死刑が確定した。 裁判の認定では、奥本死刑囚が犯行に及んだ動機は、家庭内の様々な問題に起因するストレスなどだとされた。裁判中に受けた心理鑑定によると、慢性的な睡
![家族3人殺害、奥本死刑囚が手記「この世との縁が無くなっても償いを続けたい」…死刑確定から3年 (弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7487060b02e67d21f24af81d1e3d4414149e5b60/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flpt.c.yimg.jp%2Famd%2F20171210-00007067-bengocom-000-view.jpg)