炎上の予感も ザワザワとした胸騒ぎが始まったのは、昨年11月29日。その日、思わず私はテレビに向かって叫んだ。 「えー、AKB48が韓国の『PRODUCE101』とコラボ? まさか!?」 それは、横浜アリーナで日本初開催となった“アジア最大級の音楽授賞式「Mnet Asian Music Awards 2017(通称:MAMA)」の生中継を、ケーブルテレビの韓流エンターテイメントチャンネルMnetで見ていた時のことだった。 人気KPOPグループTWICEやSEVENTEENも出演したステージで、白地に赤い花柄とフリルのワンピースをまとったAKB48が『恋するフォーチュンクッキー』など3曲を披露。歌が終わると、プロデューサーの秋元康氏がスポットライトを浴びながら登場し、「創造的な企画で新たな文化を作りさまざまな分野に挑戦するクリエーター」として、「インスパイアードアチーブメント賞」を受賞した